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電話 こだママ*BEAN Webデザイナーへの軌跡
第2話  のっけから、悪徳業者!?

前回は、こだママがどーしてもパソコンをしなければならなくなった諸事情について、お話しました。
でも、最新のパソコンの前で固まってしまった、こだママだったんですよね。
そんなアンポンタンなこだママの運命が、その後どうなったのか。
今回からはそのへんを、熱く(?)語ってみたいと、思います。


前回、ノートパソコンの前で電源の入れ方が分からず、途方にくれたこだママでしたが、その後、
「ノートパソコンの使い方」
という本を購入して、何とか電源を発見することが出来ました。(をいをい)
電源さえ分かればしめたもの。あとは昔とったキネヅカとやらで、キーボード操作もたどたどしく、どうにかこうにか、パソコンでメールのやりとりが出来るまでになりました。

そうなると、人間っていう生き物は、“欲”というものが出てくるもの。
ご多分にもれず、こだママも

「このパソコンをもっと有効に使いたいな。出来れば、これで仕事したいな。」

と思うようになりました。(今考えると、すごくムボーな気がする…)
有効…どんなことが有効というのでしょうか?
仕事…何をしようっていうんでしょうか?
こだママの頭の中では、すでに、ある考えがまとまっていました。
それは…

「在宅ワーク」

書店にいくと、いろんな在宅ワークをしている主婦の話が、雑誌にワンサカ載っているじゃないですか!!
主婦の味方(?)、在宅ワーク。
家でも出来る、在宅ワーク。(当たり前じゃがな)
楽しそうだな、在宅ワーク!

在宅ワークにどんな種類があるか?
そんなことは全然知らないけど、
日曜に新聞に挟まってくるチラシにチラリと目をやると、たくさん求人があるじゃないの!

「初心者歓迎」
「仕事が出来るようになるまで指導します!」

なーんだ。
それじゃ、安心じゃない?
あたしでも出来そうじゃない?
じゃ、ひとつ、やってみよう!!在宅ワークってやつを!!

こだママはね、あんまり深く物事を考えない性質。
というか、考えるのと行動するのがほぼ同時という、特技(?)の持ち主。
今回もご多分にもれず、

「よっしゃー!いっちょ、やってみるか!」

というノリで、広告の求人のひとつT社に、早速電話をかけたのでした。

別に、高給取りになろうとは考えてませんでした。
ただ、パソコンをするときにかかる費用を自分で出したかったの。
だって、ダンナさまの薄給から毎月1万円近くもらうのって、なんだか申し訳なくって。
ただそれだけの理由。
だから、月2〜3万くらい稼げればいいや、って思ってました。

そこでの電話の話を、かいつまんでここで書いてみると…
それはこんな内容でした。

「仕事の内容は簡単です。まず、会員登録していただきます。その上で、会員のみ入れる当社のホームページのアドレスをお知らせします。そのホームページの中には、当社と取引のある会社の一覧を載せてあります。
その一覧から、それぞれの会社のアンケートページに飛べますので、そのアンケートに答えていただきます。
それが、月2万〜3万円の収入になります。最初はそれからはじめてもらいますが、当社は医療事務を在宅で請け負っているので、アンケートに答えていただいている間に、当社指定の医療事務講座を勉強してもらいます。
その教材は、△△万円(結構法外な値段)ですが、ローンを組むとき月1万円からの支払いに設定することができます。収入は、アンケートに答えることで、最低でも2万は保障されますから、充分支払える金額ですよ。そして、あなた自身も、お小遣い程度は手元に残るわけです…(途中省略)…
数ヶ月後には、医療事務の教材が終わり、当社のテスト、これは教材をきちんと学習されていれば、すぐ受かるテストです。そのテストを受けていただき、合格した後に医療事務の仕事を、本格的に請け負っていただくことになります。こちらは月10万〜20万円を稼ぐことができるのです。もし、そのときに教材の代金を一括払いに変更するのなら、そうしてもいいんですよ。みなさん、そうなさってますよ。」

こだママの心の声:
(ふーーん。教材は月1万円で、そのうち、収入は月20万になるのかー。すごいなー。
あたしは、月3万も稼げればそれでいいんだけど…でも、収入は多ければ多いほどいいよね!それじゃ、やってみよう!!)←人は、これを“単純”と呼ぶ。

単純なこだママは、こうしてすぐさま、在宅ワークをはじめてしまいました。
来る日も来る日も、アンケートに答えまくり、点数をもらう。
その合間に、医療事務の教材を、勉強するんです。
ここでいう医療事務の仕事、というのは、医療機関で診察を受けたカルテを元に、患者さんにかかった治療代金を計算して、そのデータを入力する仕事のことです。
一生懸命勉強しましたよ〜〜こだママ。

そして、アンケートに答え続ける。
会社のホームページを毎日閲覧して、アンケートに答え続ける。
点数は、着実に増える。
ついでに、抽選のあるアンケートもあったりして、それに当選したりして商品がもらえる。
もらった商品は、自分のもの。
おいしい仕事だ〜〜〜!!
その上、点数が換金されて、こだママの銀行の口座に振り込まれる!!
…点数が、換金される…
…点数が、換金される…
………換金………
換金されるはず…なんだけど…
あれ?あれ??あれれれれ???

こだママは、ひと月たったとき、はたと気がつきました。

「換金…いつやるの?」

そう。
ひと月たっても、入金されてなかったの。
点数と当たった賞品(お米券5000円分と、図書券1000円分)の数は増えたけど、肝心の現金が、会社に教えた、こだママの銀行の口座に振り込まれてない!!
というか、何日に振り込まれるのか、聞くの忘れてた!!(あほじゃん。)
こだママは、早速T社の担当の人に電話しました。(以下、そのときの電話の内容です。うろ覚えだけど)

こだママ:「モシモシ。あのー、お給金が振り込まれてないみたいなんですけど〜」

担当のひと:「商品は手に入ったんですよね?」

こだママ:「ハイ。」

担当のひと:「じゃ、それを“シチ”にいれて、換金してください。それがあなたの今月分のお給金です。」

こだママ:「…は…????」

“シチ”
ああ、なんてなつかしい響きだ。
確か、テレビの時代劇で、お金に困った貧乏長屋に住む武家の奥方が、自分の着物を質屋に持っていってたっけなあ…

…って、違うだろう!?
こだママは、時代劇に出てくる貧乏長屋の奥方じゃありません!

商品を“シチ”に入れる?
それが、お給金??

こだママの脳みそは、一気にスパークして、宇宙に飛んでいってしまいました。
残念なことに、というか幸いというか、こだママの住んでいる近所に“質屋”さんという商売をしているところは、ないんです。
それじゃ、換金できないぢゃん!!(怒)
モヤモヤした気持ちのまま、こだママは数日過ごしました。
シチ…シチ…と、呪文のように繰り返しながら、医療事務の教材の代金1万円は、口座からしっかりと期日どおりに引き落とされ…
どうしたらいいんだろう?
これじゃ、こだママの口座、すっからかんになっちゃうよ〜〜〜!!
せっかくのへそくりが、消えていくぅぅ。

そう思いながらすごしていたある日、とんでもないメールが飛び込んできました。

件名:「あなたのしたことは、ネチケット違反です(警告)」

こだママは、メールの件名をみて、悩みました。
差出人の名前、知らない。
知らないひとからのメール。
それに…この件名。

ネチケット違反ってなに…?

そもそも、ねちけっとって、なに??(爆)

無知の極致。
この時期のこだママは、パソコン用語を全く知らなかったのよね。
ネチケットというのは、パソコンでインターネットやメールをするときのルール&マナーのこと。
インターネットでYahooやgooやGoogleという検索サイトで“検索”のところに「ネチケット」と入力すれば、いっぱい出てきます。
(これを読んでるみなさんは、ぜひ検索してみてね。といって逃げる。爆)
それくらい、基本中の基本を、こだママは知らなかったんです。
「ネチケット違反」といわれた上に、「警告」。
でも、こだママには心当たりはありませんでした。
だって、そのとき毎日やっていたことといえば、友人とのメールのやり取りと、会社のホームページで指定されたアンケートに回答していただけなんですよ?
なんで、見ず知らずのひとから、叱られなきゃならないんだ?
全然心当たりない。
人様に迷惑をかけた憶えは、まったくない…。

ドキドキしながら、こだママはメールを開けました。
もしかしたら、あて先を間違ってるのかもしれない、そういう淡い期待を胸に。

メールの送り主は、神奈川県の某開業医のかたでした。

どうやら、その開業医のかたのところに、無断で、ものすごい数の自分を売り込むメールが送られてきたらしいのです。
どんどん、どんどん、送られてきたんですって。

「カルテのデータの入力の仕事をします」

うんぬんという、メールが、一日中。しかも、数百件。
あまりのその数の多さに、その開業医のかたはびっくりして、そのメールに書かれているアドレスを逆にたどって、抗議のメールを出したとのことでした。(こだママ以外にも、数十人のアドレスがそのまま送り続けられたらしい。)

そこには、こうも書かれていました。

「カルテは、外部に持ち出すことは禁じられています。
ですから、あなたのなさろうとしていることは、犯罪になるかもしれません。それを分かってやっているのですか?」

えっ…?犯罪???
こだママの頭の中は真っ白になりました。

ど…どーしよ〜〜〜!!
あたし、ヤバイことに手を貸してる?

そう思った瞬間、こだママは目の前が真っ暗になり、そのまま倒れてしまいました。

実はね、こだママはこのとき、つい半年ほど前に病気で3ヶ月ほど入院していて、自宅療養中の身だったのです。

「なーんにもしちゃ駄目。静かに寝てなさい。」

お医者さまから、そういわれてました。
心身共に、まだ「安静」が必要だったのです。
だから、ほんとは仕事なんてしちゃいけなかったんです。
でも、じっと寝てるなんて、こだママには耐えられなかった。
だから、
「家で、簡単に出来る仕事」
を探していたのです。
在宅ワークは、こだママにとって、最良の仕事になるはずでした。

今だったら、上記のようなメールが、知らない人から来たのなら

「ぬぁにぃぃぃぃぃっ!!??そりゃ一体、どういうことやねん!!??アンタ、だれ!!」

と、鼻息を荒くして、電光石火の早業で確認のメールを出したりするのですが、このときのこだママは、そのまま寝込んでしまいました。
そして、寝床から起き上がることすら、出来なくなってしまいました。

「なにが起こってるの?一体、あたしはどうなるの?」

半泣きになりながら、こだママは思いました。
布団の中で、もんもんと悩み続けました。
届いている教材も手をつけず、パソコンを触るのも怖くなってしまいました。
寝床の中で、こだママはずっと考えてました。

雑誌にも書いてあったっけ。

「悪徳業者」

もしかしたら…こだママ、悪徳業者に騙された!?
そう考えたら、ますます落ち込んでしまい、こだママは食べ物ものどを通らなくなってしまいました。

「もしかして、また入院か!?」

と、周りのみんな(親とか、兄弟とか、家族とか)がすごく心配するほど、こだママは奈落の底まで落ち込んでしまったのでした。


こだママは、これから果たしてどうなってしまうんでしょうか?無事復活できるんでしょうか?
その続きは、また次回。



次回 「運命の出会い!?」 に続きます。


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